1. トップページ
  2. エージェント
  3. OpenClaw
OpenClaw Foundation · 2025年11月24日

OpenClaw

オープンソースのエージェントは、費用を求めない代わりに、かなりの手間を求めます。モデルを選び、ゲートウェイをホストし、セキュリティにも責任を持つのはあなたです。

OpenClawは、自分で運用する無料のエージェントソフトウェアです。使っていないノートパソコン、自宅のサーバー、レンタルしたマシンなどで動かせます。2025年11月24日に公開され、特定のAI研究機関に属さない非営利団体、OpenClaw Foundationが管理しています。MITライセンスで提供され、上位版もホスト版もありません。かかる費用は、接続するモデルの利用料と、エージェントを自宅以外で動かす場合の小規模なVPS代だけで、通常は月額$5から$20です。Node.jsが動く環境なら、どこでも使えます。

自分の手元に置くゲートウェイ

技術的にいえば、OpenClawはメッセージアプリとAIエージェントをつなぐ中継役となる、ひとつのゲートウェイプログラムです。ノートパソコンや階段下のマシン、レンタルしたVPSにインストールしてモデルを接続すれば、あとはTelegram、WhatsApp、Signal、Slackなど、対応する29のチャンネルからメッセージを送るだけです。メールやカレンダー、ファイル、旅行の手配も代行できます。記憶や認証情報、作業状態はすべて自分の機器に残ります。頭脳となるモデルにはGPT、Claude、Geminiのほか、インターネット接続が一切不要なローカルモデルも使えます。

自分で所有する価値

ベンダーのアカウントも、サブスクリプションも、記憶を預ける企業も必要ありません。モデルは自分で選び、プロバイダーに直接、トークン単位で支払うか、すでに契約しているプランを利用できます。ローカルモデルなら完全にオフラインで動かすことも可能です。競合より多くのチャットチャンネルに対応し、管理型エージェントが提供されていない国でも使えるため、ロシアなどに住む人にとって現実的な選択肢になります。ルールはopenclaw.jsonやAGENTS.mdといったプレーンテキストのファイルに記述し、各ツールの権限を「許可」「実行前に確認」「拒否」から設定できます。

自由には代償がある

インストール、更新、セキュリティ設定は、すべて自分で行わなければなりません。初期のビルドには、攻撃者がワンクリックでコードを実行できるバグがありました。インターネット上の調査では、数万ものゲートウェイが外部に公開され、その多くからAPIキーやトークンが漏れていました。悪意あるスキルも出回っています。その後、外部監査は通過したものの、2026.4.22より前のすべてのリリースには、既知の重大な脆弱性があります。料金にも注意が必要です。エージェントは各ステップで長いコンテキストを再送するため、ループが止まらなくなるとモデルの利用料が急速に膨らむことがあります。初期設定も、ターミナルに慣れていることを前提としています。

セキュリティ担当はあなた

インストール直後、ゲートウェイが接続を受け付けるのはローカルマシンだけです。トークンを必須とし、二次セッションはサンドボックス内に置かれます。こうした初期設定は変えないでください。外部から接続する場合はポートを公開せず、TailscaleかSSHトンネルを使いましょう。シェルコマンドはすべて、実行前に確認を求める設定にし、スキルは信頼できるものだけに絞り、変更のたびにopenclaw security auditを実行してください。ローカルモデルと組み合わせれば、情報を自分のマシンの外に出さずに済みます。これは管理型エージェントにはできない約束ですが、そのプライバシーが守られるのは、それを支える設定が適切に保たれている間だけです。

おすすめの用途

  • 開発者や、自分で試行錯誤するのが好きな人
  • 自分でモデルを選びたい人
  • Telegram、Signal、WhatsAppを使う人
  • 管理型エージェントが提供されていない国に住む人

別の選択肢を検討したい方

  • サーバーの保守をしたくない人
  • ソフトウェアの更新を後回しにしがちな人
  • 洗練された初期設定を期待する初心者

OpenClawは、この年鑑でもっとも柔軟なエージェントであり、本当の意味で自分のものにできる唯一の存在です。費用の代わりに、保守の手間がかかります。コマンドラインに抵抗がない人や、自分の国で管理型エージェントが提供されていない人なら、その手間に見合う価値があります。

エージェントの特徴をひと目で

エージェントの特徴をひと目でOpenClaw
ログアウト後も動き続ける
アプリを閉じたあとも、時間のかかるタスクや予約したタスクを続けます。
はい
自ら行動する
頼まなくても、役立つ作業を提案したり始めたりします。
一部
クラウド上に専用のコンピューターがある
あなたのノートパソコンではなく、提供元が管理するマシンで動作します。
いいえ
チャットアプリで使える
普段お使いのメッセージアプリから利用できます。
はい
音声で会話できる
話しかけると、音声で返答を聞けます。
一部
買い物ができる
あなたに代わって、購入や予約を完了できます。
一部
常時適用されるルール
すべてのタスクに適用する指示を設定できます。
はい
AIモデルを選べる
どの言語モデルに考えさせるかを選べます。
はい
自分で運用
自分で管理するノートパソコン、自宅サーバー、レンタルマシンで動かせます。
はい
無料で始められる
エージェントを含む無料プランがあります。
はい
チーム向け
管理機能付きのビジネスプランを提供しています。
一部

塗りつぶしの丸は「はい」、半分の丸は「一部」、空の丸は「いいえ」を表します。

読者からよくある質問

OpenClawの利用に費用はかかりますか?

ソフトウェア自体は無料です。MITライセンスで提供され、アップグレード版もありません。費用がかかるのは別の部分です。モデルプロバイダーにはトークン単位で支払うか、すでに契約しているプランを使います。自宅以外でエージェントを動かす場合は、サーバー代も少しかかります。小規模なVPSなら、通常は月額$5から$20です。

OpenClawではどのモデルを使えますか?

GPT、Claude、Geminiに対応しており、インターネット接続なしで動作するローカルモデルも利用できます。クラウドモデルを選ぶ場合は、そのプロバイダーが実際にお住まいの国でサービスを提供しているか確認してください。

OpenClawをTelegramと連携させるには、どうすればよいですか?

OpenClawはTelegramに標準対応しています。BotFatherでボットを作成し、OpenClawの初期設定で求められたらトークンを貼り付けます。次に、自分でボットにメッセージを送り、表示されたペアリングコードを承認すれば、アカウントと連携できます。

OpenClawをセルフホストしても安全ですか?

適切に運用すれば安全に使えます。最新リリースを使用し、ゲートウェイの接続先をループバックのみに設定し、シェルコマンドの実行には承認を必須にしてください。また、信頼できる提供元のスキルだけを慎重に追加しましょう。これまでに起きた深刻なインシデントの多くは、ゲートウェイをインターネット上の誰もがアクセスできる状態にしていた場合や、2026.4.22より前のビルドを使っていた場合に発生しています。